Epic Online Services のサンプルを動かしてみた
以下のクイックスタートガイドのサンプルを動かしてみたいと思います。
クイック スタート ガイド | Epic Online Services ドキュメンテーション
ここではアカウントの設定は終わっているものとします。以下の記事の Dev Portal の設定が終わっているとスムーズです。 [UE4] UE4.27 の新機能 Online Subsystem EOS を使ってみる - Qiita
環境
- Windows 10 Pro
- Visual Studio 2019 Community
SDK のダウンロード
サンプルは SDK に添付されているので、まずは Developer Portal から SDK をダウンロードしてきます。
https://dev.epicgames.com/portal
SDK をダウンロードするボタンがどこかにあるので、そこから以下のフォームがある場所に移動しダウンロードします。今回は以下のものをダウンロードしています。
unzip すると以下の Samples が確認できます。
サンプルプロジェクトを VS 2019 で読み込む
sln を読み込むとさっそく以下が表示されました。
今回はそのまま OK しました。
進行するのですが、やたらと以下の Git に関するプロンプトがでてきます。事前にファイルの設定を変更しておくべきだったのかもしれませんが、今回はとにかく OK していきました。
終了しました。
Auth インターフェースを動かしてみる
Auth and Friends サンプル | Epic Online Services ドキュメンテーション
今回は以下の DirectX でのビルドを試してみます。 https://dev.epicgames.com/docs/services/ja/EpicAccountServices/AuthInterface/AuthSample/index.html#windowsdirectx
以下の設定で AuthAndFriends
プロジェクトをビルドします。特に問題なく成功しました。
期待通りのバイナリが生成されています。
起動させる
AuthAndFriends.exe
を起動すると以下のようにエラーが表示されます。
Product Id
, Sandbox Id
, Deployment Id
が足りないとなっています。
以下でコマンドラインパラメータ経由で渡せるとなっているので、それを使って渡してみます。 https://dev.epicgames.com/docs/services/ja/EpicAccountServices/AuthInterface/AuthSample/index.html#コマンドラインパラメータ
このコマンドラインパラメータに少し罠があって、sandboxId
, deploymentId
はドキュメント上は日英両方とも Id
の I
が大文字なのですが、パラメータとしては小文字の i
、つまり sandboxid
のようにする必要があります。Shared/Source/Utils/CommandLine.h
に定義があります。
起動できない
パラメータを揃えると、今度は起動できなくなりました。しかもコンソールにも何も表示されません。
Visual Studio でデバッグ実行してみましたが、以下の箇所でエラーを出し続けてしまいます。
パラメータを揃えて起動してみる
まだ clientid
と clientsecret
を指定していなかったので、そこも指定しました。最終的には以下です。
AuthAndFriends.exe -productid xxx -sandboxid xxx -deploymentid xxx -clientid xxx -clientsecret xxx
これで無事起動させることができました。
ログインする
Dev Auth でログイン
まずは Dev Auth、つまりディベロッパー認証ツールでログインしてみます。 デベロッパー認証ツール | Epic Online Services ドキュメンテーション
SDK に添付されているので以下の場所にあります。今回は Win なので EOS_DevAuthTool-win32-x64-1.0.1
を unzip しました。
EOS_DevAuthTool.exe
を起動し、ポートを 9000 としてみます。
ログインして Context_1
としました。
AuthAndFriends の方に戻り、 Dev Auth ツールの設定情報を入力します。
すると以下のようにログイン状態となり、Friends が一覧されます。(ぼかしを入れていますが、表示されています)
Account Portal でログイン
ブラウザが開き、Epic アカウントでのログインの後、以下が表示されますので「許可する」をクリックします。
Dev Auth 利用時と同様にログイン状態となり、Friends が表示されました。
Device Code でログイン
Device Code でログインをクリックすると、CONSOLE エリアにログイン コードを含んだ URL が表示されます。
これをブラウザで開くと以下が表示されます。「アプリに進む」をクリックすると、Account Portal 時ど同様の画面が表示されるため「許可する」とすれば、アプリ側でもログイン状態となりました。
まとめ
コードに関しては眺める程度ですが、ひとまず動かして確認できるようになりました 🎉